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顧客管理の実務

撮影したお客様にまた選んでもらうには|次の撮影を提案するタイミングと伝え方

一度撮影したご家族が、次の七五三や入学のときにも声をかけてくれる。そうした関係が続くかどうかは、撮影の出来だけでなく、 「次に撮りたくなったときに、思い出してもらえるか」にも左右されます。 この記事では、押し売りにならずに次の撮影を思い出してもらうための、タイミングの見極め方と連絡の仕方を整理します。

満足していても、次は別のカメラマンに頼まれる

撮影に満足してくださったお客様でも、次の節目までの1年、2年のあいだに、カメラマンの名前を思い出せなくなることは珍しくありません。 いざ撮影を考えたとき、目の前に表示された予約サイトやSNSの広告から、別のカメラマンを選ぶことになります。

これは満足度の問題ではなく、思い出してもらう接点が無かったという問題です。 そして家族写真の場合、その接点を作るのに最適な時期は、ある程度あらかじめ分かっています。

次に撮りたくなる時期は、生年月日から分かる

お子様の写真を中心に撮影している場合、次の撮影のきっかけになる節目の多くは、お子様の生年月日から計算できます。

節目時期ご案内のヒント
お誕生日(特に1歳)毎年1歳の誕生日はスマッシュケーキなど、撮影の需要が大きい節目
七五三3歳・5歳・7歳の秋前撮り・後撮りも含めると、ご家族の検討は夏ごろから始まることも
入園・入学春制服やランドセルの準備と同じ時期に検討されやすい
十三参り・卒業春地域や家庭によって重視の度合いが違うため、押しつけない
成人式20歳前撮りの予約は早めに埋まりやすい

ご案内に適しているのは、節目の1か月前後前。ご家族が「そろそろどうしよう」と考え始める時期です。 当日や直前では予定が埋まっていることが多く、半年以上前では具体的に考えてもらえません。

撮影の日に、次につながる情報を記録しておく

タイミングを逃さないためには、撮影のときに次の3つを記録しておくことが出発点になります。

お子様の生年月日(またはお誕生月)

節目を計算するための情報です。次の節目のご案内に使うことを伝えたうえで、同意いただける場合に記録します。 日付まで伺うのが難しければ、お誕生月だけでも節目の時期はおおよそ分かります。

撮影の内容と、撮影中の会話

どこで、どんな撮影をしたか。「下の子が生まれたらまた来たい」「七五三は着物で撮りたい」といった一言は、次のご案内の何よりの手がかりになります。

連絡の方法

メールとLINEのどちらで連絡するのが良いか、ご案内を受け取ってもよいかどうか。撮影のときに一言確認しておくと、後から迷いません。

宣伝ではなく「覚えていました」と伝える

同じ「次の撮影のご案内」でも、全員に同じ文面を送る宣伝と、そのご家族のことを覚えていたうえでの連絡とでは、受け取られ方がまったく違います。

例:七五三の1か月ほど前のご連絡

〇〇様、ご無沙汰しております。昨年の夏、公園でご家族写真を撮影させていただいた△△です。 △△ちゃんが今年3歳になられると伺っていたので、七五三の時期かと思いご連絡しました。 もし撮影をお考えでしたら、お気軽にご相談ください。

前回の撮影のこと、お子様の名前、次の節目。この3つが入っているだけで、「自分たちのことを覚えてくれていた」という連絡になります。 文面のひな形は用意しておいて構いません。ただし、そのご家族に向けた一言は必ず書き足すのがポイントです。

覚えておくのではなく、思い出させてもらう

お客様が数十組、数百組と増えると、誰の節目がいつ来るかを頭で覚えておくことはできません。 手帳やカレンダーに一件ずつ書き込む、表計算ソフトで管理する、といった方法もありますが、件数が増えると確認すること自体が負担になります。

生年月日を記録しておけば、節目の時期が来たときに自分宛てにお知らせが届く——そうした仕組みにしておくと、 「気づいたら七五三のシーズンが終わっていた」ということがなくなります。 記録の方法についてはフリーランスカメラマンが何百組ものお客様情報を覚えておく方法も参考にしてください。

まとめ

リピートしてもらえるかどうかは、撮影に満足してもらえたかに加えて、次に撮りたくなったときに思い出してもらえるかで決まります。 撮影の日に生年月日と会話を記録し、節目の1か月ほど前に、そのご家族に向けた一言を添えて連絡する。それだけで、次の撮影の相談先として思い出してもらいやすくなります。

関連記事として、カメラマン専用CRMと一般的なCRMツールは何が違う?とカメラマンの顧客管理、Excelから卒業するタイミングとはもあわせてご覧ください。

よくある質問

Q.撮影後、どのくらい経ってから次の撮影をご案内するのがよいですか?

経過した期間より、お客様に次の節目が近づいているかどうかで判断するのがおすすめです。七五三や入学など、撮影したくなる時期の1か月ほど前は、ご家族が準備を考え始める時期にあたります。節目が近くないのに定期的に案内を送ると、宣伝として受け取られやすくなります。

Q.お子様の生年月日を聞いてもよいのでしょうか?

撮影の記録として伺い、次の節目のご案内に使うことを伝えたうえで、同意をいただける場合に記録するのがよいでしょう。答えたくない方もいるため、必須にはしないこと、記録した情報は大切に管理することを伝えておくと安心していただけます。

Q.案内のメッセージは、毎回自分で書く必要がありますか?

節目ごとに文面のひな形を用意しておくと、毎回ゼロから考える必要がなくなります。ただし、お名前や前回の撮影のことなど、一言だけでもそのご家族に向けた内容を添えると、一斉送信の宣伝との違いが伝わります。

Q.宣伝のメールを送るときに気をつけることはありますか?

広告・宣伝を目的としたメールには、特定電子メール法により、送信者の表示や配信停止の方法の記載などのルールがあります。受信の同意の取り方も含め、送る前に一度確認しておきましょう。LINEなどで個別に連絡する場合も、相手が望まない頻度で送らないことが大切です。

節目の1か月前に、お知らせが届く。

お子様の生年月日を記録しておくと、誕生日・七五三・入学・成人式の30日前に、カメラマンご自身へメールでお知らせ。ご案内文のテンプレートも保存できます。顧客3件までは無料。

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